上埜進研究室

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2011.3 Indonesia Vist
2011.2 Malyasia Vist
2010.3 Sweden Visit
2010.11 Taiwan Visit
2010.7 US.Visit (AAA)
2010.6 台北訪問
2009.8 US. Visit
2008.12 北京訪問
2008.11 台北訪問
2008.8 US. Visit (AAA)
2008.2 Canada Visit
2007.8 US. Visit (AAA)
2007.7 China Visit(APMAA)
2006.10台北訪問
2006.8 US. Visit (AAA, DC)
2006.1 US. Visit Clearwater
2005.8 US. Visit 西海岸  
2002. 4/1-4/14 ネブラスカ便り
2002. 4/15-4/30 ネブラスカ便り
2002. 5/1-5/12 ネブラスカ便り
2002. 5/13-5/31 ネブラスカ便り
2002. 6/1-6/15 ネブラスカ便り
2002. 6/16-6/30 ネブラスカ便り
2002..7/1-7/15 ネブラスカ便り
2002. 7/16-7/31 ネブラスカ便り
2002. 8/1-8/31 ネブラスカ便り
2002. 9/1-9/19 ネブラスカ便り
2002.1 US Visit: Austin
2000.2 US Visit(B-Schools) 
2001 Chapel Hill滞在(AAA) 
2001.2 US Visit (B-School)
1999.3  US Visit(B-Schools)
1999.2 US Visit (Internship)
1998.2 Malyasia (平生基金)
1990.6 Taiwan (中山大学)

 

 

  

 

                      米国ビジネス・スクール訪問記 (2001年2月11日-25日)
Susumu Ueno's Visitation to Major US Business Schools from 11-25 February 2001

上埜進は、2001年2月Leven School of Accounting, University of  Southern CaliforniaSchool of Business & Public Management, George Washington UniversityおよびRed McCombs School of Business, University of Texas Austinを訪れた。 これはその訪問記である。

 

    Los Angeles (Professor. Kenneth Merchant, Leven School of Accounting, University of  Southern California

2/11 Sunday Kyoto, Japan
 お昼まで、著書『管理会計ー価値創出をめざしてー』の念稿の校正。2時に京都の自宅を出立。飛行機の出発が1時間送れ、飛行時間9時間半とサンフランシスコに一時間半遅れで到着。ロスアンゼルスへのシャトル便の出発が30分遅れであったため間に合う。

Los Angeles では
(2/11 Sunday-2/15 Thursday)の間、The Westin Bonaventure Hotelに滞在。

2/12 Monday 
 10時に雨の中バスでUCLAへ行く。ビバリ・ヒルズを通過した所に位置し、所要時間1時間強。沢山の建物がきれいに並んだ町中の大学。Anderson Business Schoolにも寄る。全体的に新しい建物が多く、規模も大きい町中のキャンパス。睡眠不足で体調不調のため3時にホテルに戻る。

2/13 Tuesday USC
 9時に
University of  Southern California (USCのLeventhal School of AccountingのMs. Rachel Osbornから電話をもらい、目を覚ます。タクシーで USC に10時過ぎに到着。USCはダウンタウンから近く、DASH(25セント)でダウンタウン全体へのアクセスが可能。

Prof. Win Van der Stede (11.00-12.00)
 EVA 、Balanced Scorecardを予算管理とどう両立させるかを議論する。また、これらをトピックスにする米国の研究論文の強みと弱みについても話し合う。こちらからはCash-flow AccountingやBehavioral Approachの視点の重要性を指摘する。


Prof. Les Porter
(12.00-1.00)
  Faculty Clubで昼食の招待を受けながら、 Information system、 ERP等について、また、Prof. Porterが開発したAccounting Cycleのモデル、三菱電機との教育用Interactive model開発について話しを伺う。

Dr. Carl Vogit (1.00-1.40)
 二年前に完成したMBA専用の建物の紹介を受ける。情報コンセントが全ての教室の全座席、ならびにラウンジや庭のテラスにまで設置されている。ビジネス・ゲームをチーム別に行わせる個室を備えた教育施設も具備。また、Executive MBAと MBA PMのプログラムについて話し合う。MBAプログラムは全米20位程度で、UCLAがライバルとのこと。

 University Book Storeに寄り、本をチェック。UCLAよりも、店全体がきれいでUniversity of Pennsylvaniaに匹敵。また、キャンパスと隣りにRadisson Hotel (DASH が停車しダウンタウンへのアクセス良好)を所有していることを知る。

2/14 Wednesday  USC
DASH
に乗り、USCLeven School of Accountingへ。

Prof. Mark Vargus (10.00-11.00)
 
Wharton Schoolの出身でinsider transactions accounting manipulationの関係を研究。 MBAの学生にaccounting earningsに寄与する変数をregression analysesにより析出するプロジェクトを課している。執行役員による操作変数であるaccrualsdeferralsによってバイアスが内部化されるaccounting earningsは、氏によると、外部関係者の業績尺度として、cash flowに大きく劣るという。しかし、free cash flowも投資が経営者の恣意性の対象となることを指摘し、氏の納得を得る。また、長期と短期の業績指標の優劣についても議論する。

Prof. Win Van der Stede MBAクラス(11.30-12.50)
 
Prof. Merchant執筆の「Modern Management Control Systems」の中からケースを取り上げ、経営者へのincentive plans、とりわけ、stock options, stock swap, stock appreciation rights, phantom shareについてクラスがもたれた。株主と経営者のリスク・レベル(risk-attitudes)の相違の考慮やtax-considerationsの重要性を指摘しており、氏のきめの細かさがパワーポイントの要約に散見できた。

Prof. Kenneth Merchant (1.00-2.00)
 
Prof. Bob Trezevantを交えて、fuculty clubで食事をしながら、氏の「Modern Management Control Systems」の改訂、氏のnew textbookが来年に出版が予定されていること、および、来年一年間サバティカルであること等を語る。

Prof. Bob Trezevant (2.00-3.00)
 
USCaccounting schoolの来年度から実施されるnew accounting curriculum (5年制会計学教育への移行)について説明を受ける。

Prof. Tom Lin (3.00-3.40)
 
Prof. Brocher との共著であるstandard textbookの出版の経緯、現在まで、8,000部うれていること等について話し合う。

Prof. Win Van der Stede の会計学部四年生対象のこのクラス (4.00-5.20)
  間接費の伝統的配賦法およびABCによる配賦法を、前半を講義で、後半をケースで行っている。氏は、パワーポイントとOHPを用いて、学生との対話(
Are you with me?)を重視しながら、教科書は見ずに、クラスを進めており、感心させられた。

 

  Washington D.C.
 (Professor  F. W. Lindahl, School of Business & Public Management, George Washington University)

2/15 Thursday  移動日
 朝、7時のシャトルで空港へ。7.30には着き、8.00にカウンターでチェック・インが終了。

3 UA 104L 15FEB LAXORD 1005 1605
4 UA 626L 15FEB ORDDCA 1730 2021

Blue lineに乗りMcpharson Squre で下車、Franklin Parkを横切り、夜9.30にCrowne Plaza にチェック・イン。
Washingtonでは(2/15 Thursday-2/18 SundayまでCrowne Plaza Washington D. C.に滞在。

2/16 Friday GWU
 雨の中、20分歩いて George Washington University (GWU) のGovernment Hall (School of Business & Public Management)を訪れる。

Prof. F. W. Lindahl (9.30-10.00)
氏のComparative Studyの論文を見せられ、意見を求められる。私の論文を読むように勧める。

Mis. Karen Taranto (10.00-3.40)
 Accounting Information Systemsの話の後、氏の今後の研究の方向付けを話し合う。製造業におけるキャリアを博士論文に反映するようにアドバイスする。また、私の論文『The Influence of Culture n Budget Control Practices in the USA and Japan: An Empirical Study』をダウン・ロードしてもらう。

Prof.J. Hilmy (11.00-12.10)
 World Bankが長かった氏の関心領域、micro economicsと管理会計との関係、ならびにphilosophy of scienceを話し合う。

 お昼はイタリアン・レストランに招待される。Prof. Visvanathan等若手3名と一緒。

Prof. Jennifer Francis (Duke University)(2.00-4.10)
 氏によるseminar 『Expanded Disclosures and the Increased Usefulness of Earnings Announcements 』に参加。

2/17 Saturday
 University of Maryland College Park (Robert H. Smith School)へ地下鉄で向かうが、週末でシャトルが未稼働なため、Pentagon Cityのモールへ。

2/18 Sunday
 午前中はモールを散歩、National Art of Museumに入館。なお、Prime Club memberの特典を生かし、2.00にホテルをチェック・アウト。Blue lineとWashington Flyerに乗りDULLES International Airport へ。4時にカウンターでチェック・イン。

5 UA1975L 18FEB IADAUS 1755 2038

Austin (2/18 Sunday-2/22 Thursday)
  2/18-2/20 はDoubletree Club Austin-Universityに滞在。

 

Austin  (Professor E. L. Summers, Red McCombs School of Business, University of Texas Austin)

     

2/19 Monday  visit University of Texas Austin (Red McCombs School of Business)。なお、会計学プログラムは、USCと1位、2位を競う。

Prof. E. L. Summers (8.00-)
 早朝、8時にホテルにピック・アップしてくれ、メキシコ料理店で朝食。その後、市内の案内を受けながら、McCombs School of Businessへ。UT at Austinは全米屈指の規模を誇り、UCLAと似た市街地にある大きな美しい大学といえる。

Prof. Shane S. Dikolli
 MBA対象の管理会計のクラスへ。Harvard Business School Casesを教材にした「Indianaplois市役所」の原価管理、ABC適用例の事例。学生の活発な意見表明の下にクラスが進行。パワーポイントとOHPを併用。

 11.30に、Prof. E. L. Summersと、The University of Texas Clubで昼食。フットボール競技場に併設された豪華なインテリアを持つクラブであり、Harvard、 Stanford University、Washington University等のクラブとも異なる荘厳さがにじみ出ている建物。食事も一流ホテルなみ。

Prof.S. Kachelmeier (1.00-2.00)
 Accounting Reviewのassociate editorである、Prof.S. Kachelmeierは、小生の論文を引用しており、Accounting Reviewに掲載された論文である『Internal Auditing and Voluntary Cooperation in Firms: A Cross-Cultural Experiment (July, 1997)』を説明してくれる。また、Ph.D. Programの責任者でもあり、Research Methodology、 Philosophy.of Science、 Experimental Economics等の教材についても話が弾む。 

 2.20-4.30 までキャンパス内のLindon B. Johnson Libraryの館内を見学。Prof. E. L. Summersにホテルに送ってもらう。

Prof. D. Platt (6.30-8.00)
 デナーに招待され、Prof. D. Plattと会食。氏は、McCombsの国際交流プログラムの責任者(Director, Center for International Business Education and Resarch)で、かつ神戸で開催された国際会計学会の報告者でもあり、話が弾む。

2/20 Tuesday
 
朝9時からお昼の12時まで大学がチャーターした市内ツアー(Texpert Tours)のタクシでZilker Botanical Garden やCapitol 等を案内される。

Prof. S. T. Limberg (Chair, Department of Accounting)(1.00-1.30)
 お互いのビジネス・スクールの紹介の後、日米の会計学教育について意見交換する。また、米国の会計研究(者)の動向についても確認し合う。

(1.30-1.50)ChairのSecretaryであるMaryが、News Letterに訪問記事を載せるということでProf. E. L.  Summersと一緒の掲載写真を外に撮りにでる。

Prof. E. L. Summers (2.00-3.20)
 
undergraduateのseniorsのクラスを受講する。学生による2組のプレゼンテーション(40分)の後、short lecture(30分)と Excel(10分)による regression analysisの実演といった構成からなる。

大学が準備したタクシーでHoliday Inn Austin Town Lake に戻る。

Holiday Inn Austin Town Lake (2/20-2/22)に移る。

2/21 Wednesday
 Town Lakeの周囲を散歩した後、朝11時から午後3時まで大学のbookstoreでRed McCombs School of Businessの使用教科書、application software等をチェックする。また、今回の訪問をアレインジして頂いた先生方にお礼のe-mailをお送りする。

 

  San Francisco

2/22 Thursday
  朝、6.30にHoliday Inn Town Lake をチェック・アウト

6 UA 1973L 22FEB AUSSFO 0800 1000

San Francisco (2/22 Thursday-2/24 Saturday)
 Hilton San Francisco and Towerに11時過ぎにチェックインする。早朝から鼻づまりであったのが、お昼から高熱(39度)となりダウン。そのまま、翌朝8時まで休む。

2/23 Thursday
 熱が下がり、朝食を10時に終える。大事をとり外出を避け、部屋で今回お世話になった先生方にお礼のe-mailをお送りする。

2/24 Friday
 9.00にホテルをチェック・アウト

7 UA 809W FEB SFOKIX 1130 1620

San Franciscoを2時間遅れで離陸。2/25 Sundayの1720 関空着、2000に帰宅