「管理会計の基礎」、「プラニングとコントロール」、「経営革新下の管理会計システムデザイン」という三部を設け、そのもとに合計14の章を納めた『管理会計の基礎 ―理論と実践―』は、初学者を管理会計の最新の世界に優しく導くことを意図して編集したものです。
周知のとおり、管理会計は、近年、情報技術を取り込みながら、また、財務会計とのコラボレーションを深めながら、その効果性を強化してきました。本書では、こうした経緯と現況を十分に認識し、最新の実務と知見を収容しております。また、企業ホームページとのinteractionを随所に取り入れました。
教科書としての機能を高めるために、図表を多用し、コラムや例題を本文に挿入し、章末には設問や研究課題を用意しております。理論と技法のバランス、伝統的な実務・知識と最新の実務・知識のバランスに配慮した結果、オーソドックスな管理会計教科書に仕上がったと自負しております。こうした本書をご一読・ご愛用頂ければ有り難いで
目次と執筆者
第1部 管理会計の基礎
第1章 企業経営と会計(上埜進)
第2章
財務諸表の読み方(島吉伸)
第3章
原価計算の基礎(窪田祐一)
第2部 プラニングとコントロール
第4章
経営戦略と経営計画の策定(杉山善浩)
第5章
短期利益計画とCVP分析(杉山善浩)
第6章
予算管理(上埜進)
第7章 意思決定のための関連収益・原価分析(窪田祐一)
第8章 設備投資の意思決定(杉山善浩)
第9章 原価管理の方法(吉田栄介)
第10章 ABCとABM(吉田栄介)
第11章 戦略的コストマネジメントの方法(吉田栄介)
第3部
経営革新下の管理会計システムデザイン
第12章
分権制組織の会計管理(島吉伸)
第13章
情報システムと管理会計(窪田祐一)
第14章
価値創出経営(上埜進)
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