上埜進研究室

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2002. 4/1-4/14 ネブラスカ便り
2002. 4/15-4/30 ネブラスカ便り
2002. 5/1-5/12 ネブラスカ便り
2002. 5/13-5/31 ネブラスカ便り
2002. 6/1-6/15 ネブラスカ便り
2002. 6/16-6/30 ネブラスカ便り
2002..7/1-7/15 ネブラスカ便り
2002. 7/16-7/31 ネブラスカ便り
2002. 8/1-8/31 ネブラスカ便り
2002. 9/1-9/19 ネブラスカ便り
2002.1 US Visit: Austin
2000.2 US Visit(B-Schools) 
2001 Chapel Hill滞在(AAA) 
2001.2 US Visit (B-School)
1999.3  US Visit(B-Schools)
1999.2 US Visit (Internship)
1998.2 Malyasia (平生基金)
1990.6 Taiwan (中山大学)

 

 

  

 


本ページは、上埜進甲南大学教授が
、Chen, Kung H (
kchen@unl.edu) のご厚意により、 Visiting Research ProfessorとしてSchool of Accountancy, University of Nebraska, Lincoln  (UNL, ネブラスカ大学リンカーン校)に滞在した2002年4月1日から 9月20日までの生活を記した「NEBRASKA便り」のページです。
 

 

上埜進教授のネブラスカ便り:: 2002年5月13日から5月31日まで

Professor Susumu Ueno at School of Accountancy, University of Nebraska, Lincoln

5月13日から5月19日  Dallas-Denver出張記

5/13 (Monday)   起床4.00 就寝11.00   Dallasへ

  タクシーが時間通りに来て、6.00 にアパートを出て、8.00のフライトでDallasに出立。シカゴ・オヘア空港に定刻に到着するはずだったが、大統領機の発着があったため、空中で30分も待機。そのために乗り継ぎの時間が25分ばかりになる。二つのターミナルを走ってどうにかダラス行きの便に間に合う。ダラス空港ではProf. Wuの出迎えを受け、University of North Texasが用意してくれた Radisson Hotel Denton and Eagle Point Golf Clubに直行。初夏といったさわやかな気候。チェック・インを済ませ、大学に行きProf. WuのAccounting Chair のofficeを利用させてもらって、明日のプレゼンテーション原稿を要望にあわせて手直しする。6.30にProf. Wu夫妻がLexasでホテルに迎えに来てくれ、Lobster Restaurantで食事をする。DentonのDowntownにあるSquareを散策し、夜9.00にホテルに戻る。寝るまで時間を計り報告練習をする。

5/14 (Tuesday)   起床4.00 就寝11.00 UNTにてセミナー開催

  寝ながら思いついたことを原稿に挿入する。9.00にホテルにProf. Wuの出迎えを受ける。

  4.00から10.40までProf. Klammerのmanagement accountingのクラスでPower Pointを用いて報告。受講生80名。私語もなく聞いてくれ、質疑応答の時間に2名から質問を受ける。なお、「In Appreciation Distinguished Guest Lecturer UNT Department of Accounting Spring 2002」と記されたグラスの記念品の贈呈を受ける。

  11.00から財務会計の講義担当のProf. Mayperと懇談。12.00からは Prof. Wu, 国際会計と財務論をそれぞれ担当しているProf. Conover夫妻、会計システム担当のProf. Curtisとでランチ・テーブルを囲む。2.00からは管理会計担当のProf. Leeと懇談。3.30に初夏の日差しを受けながら散策しホテルに戻る。NTUのキャンパスの広さを再認識。6.30にProf. Wuの迎えを受けイタリアン・レストランに行きdinner 。Prof. Mayper, Prof. Barbara Marinoが同席し、話題が大学および大学院の教育と運営、また、退職年金等に及ぶ。10.00にホテルに戻る。
 なお、PM.1.30にProf. Wuのオフィスから Food & Drug Administrationに電話するも電話番号が間違っており、連絡がとれない。

5/15 (Wednesday)   起床4.00 就寝11.00 Dentonにて

  パスタがoilishだったためか1.30に目が覚めてしまう。5.00-8.00まで再度眠る。10.00にProf. Wuの迎えを得て、Fort worthに出かける。NTUのMedical Schoolの近くの文化地区に位置するKimbell Art Museumでセビリアの中世の画家Murilloの特別展をみる。また、常設展であるアジアの古美術も鑑賞。平安から江戸時代にかけての日本の木彫、軸、絵画等は国宝級。美術館でランチを食べ、古い建物と高層ビルがダウンタウンへ。オペラハウスといえるBass Performance Hall等を散策。3.30にホテルに戻る。ホテルで夕食をとった後、7.30にProf. Wu 宅に招かれる。ナポレオンx-o、カプチーノ、奥様手製のケーキをごちそうになり、10.00にホテルに送ってもらう。

5/16(Thursday)   起床7.00 就寝11.00  Denverへ

  チェック・アウトを10.00にして、Prof. Wuに空港に送ってもらう。ここ3日間Prof. Wuに大変によくしてもらい感謝。空港に早く着き、2時間近く待ち時間となったので、レッド・カーペット・クラブで時間調整。搭乗ゲートに入る時、搭乗する時と二回も身体検査をうけ気分を害す。2度目の検査では怒りが爆発して係官に厳しく苦情を言う。12.45のフライトで Denverに現地時間の1.30に到着。時差1時間で飛行時間は1時間45分。空港は、Washingtonの Dallas空港と同様に、デンバーの中心から遠く、50分ほどシャトルに乗り、ダウンタウンのHyatt Regency Hotelに到着。気候はリンカーンとほぼ同じで冬を思わせる寒い曇り空。チェック・インを済ませてから、持ってきた服すべてを着込み、雨の町へ。ダウンタウンはオフィスやホテル等の高層ビルが数多くモダンな町。16th Streetではfree busが数分おきに走っており、商店や飲食店の活性化に貢献。この人通りの多さはダウンタウン活性化の手本といえるもので、サンフランシスコのユニオン・スクウェア、ニューオリンズ、マンハッタンといった観光地以外で、経験した覚えがない。夜は10.00まで本屋で立ち読み。全米企業のランキングが掲載された「Fortune」特集号を購入。

5/17(Friday)  起床6.00 就寝10.00  Boulderへ

 雨は上がって曇り空。9.00にホテルをでて、バスでBoulderに行く。途中、牧場もあり、ロッキー山脈の麓らしくアルプスの風景。University of Coloradoで下車。キャンパスには比較的小さな建物が隣接しながら沢山立地しており、煉瓦の赤と木々のコントラストが美しい。Business Schoolにも足を伸ばす。Accounting Facultyの Frank Seltoと Naomi Soderstromの研究室をチェックしたが両氏ともいない。なお、ダウンタウンは保養地の町といった雰囲気。3.30にデンバーに戻る。疲れて、夜はホテルの部屋でテレビをみる。

5/18(Saturday)   起床6.00 就寝10.00   Boulderへ

  快晴なので暖かくなりそう。9.00にホテルをでてバス・ターミナルに行ったが、土曜日でバスの行き先および便数が少なく、今日もBoulderに行く。冬場はスキー場となるリゾート地であるNederlandまでバスで行く。途中の山々は岩山だが、松と杉が繁殖。渓谷に沿ってサイクリング・ロードが整備されている。釣り人もいる。3.30にデンバーに戻る。週末でもあり、16th Streetは活気がある。なお、7.00からAdams Mark Hotelで夕食をとる。

5/19(Sunday)   起床5.00 就寝12.00   Lincolnに戻る

 Hyatt Regency Hotelを6.00にチェック・アウトして Denver発9.10のフライトで11.25にLincolnに戻る。Denverでも搭乗口の検査対象者になる。苦情をいうと、ランダムに選んでいると言うが、個人の人権無視も甚だしい。また、アパートに戻るも、郵便の件は、USPC、Custom、Food & Drug Administrationのいずれからも音沙汰なし。米国社会は少数民族や外国人の人権を平気で無視する不愉快な社会であることを意識しておく必要がある。他国の人権問題に米国が干渉するのも、自己警告と理解できよう。

 

5月20日から5月31日

5/20(Monday)  起床8.00 就寝12.00

 今日からsummer sessionが始まり、寮のcafeteriaも再開し、朝食から利用できるようになった。郵政事業庁の大森氏から関係者の電話番号を記したメールを頂く。長距離電話が出来ないので問い合わせると、spring sessionが終わったのでセッティングを変えたとのこと、学期毎に契約ということか?                                                           

 研究室に行き、USPSのMr. Braian Hutchinsに電話を入れ、もらったFood and Drug Administrationの電話番号に数回かけて、電話口にでたのがMr. Steve Ike だか、彼は検査のセクションではなく、312-353-5863-extension176のMis. Drothy Stanbuchに電話せよとのこと。電話すると、こちらも留守電になっており、オペレーターに事情を話し接続させ、Mis.Drothy Stanbuchが電話口にでる。彼女は連絡があるまで待ての一点ばりで、苦言を呈すると彼女は自分から電話を切ってしまい、全く話にならない。日米の条約上どうなっているのかが気になり、夕方にシカゴ領事館(Chicago Consulate)の岩間領事(Consul) に経過と状況を説明し、善処方を依頼する。夕食後、ホームページを更新。10.00にアパートに戻る。

5/21(Tuesday)  起床7.00 就寝11.00

 朝食時に日本から学生を米国に送り込んでいる会社、National Collegiate Networkの社員と一緒になる。9.00 にofficeに行き、原価計算テキストの第10章と第12章の手入れをする。なお、昼食後にInternational officeに出向き、郵便の件で方策はないかと打診するも、影響力はないとの答え。夕方、ネブラスカの各大学で学ぶ日本からの学生数十人が寮に到着。なお、夕食後は第10章の手入れをする。夜7.30に シカゴ領事館の岩間領事から電話で調査結果の報告を頂く。Food, Drug, and Cosmetic Actを根拠法にFood and Drug Administrationは薬をキープしているとのこと、および送られて来るであろう指示書の内容は、当該薬の入手依頼の書類を米国法の医師免許をもっている者に発行してもらい、それを担当部局に送付するということらしい。岩間領事の対応の早さに感服。しかし、米国に個人服用の薬を持ち込めないという事実は問題と言える。2国間条約は米国国内法に優先するので、日本国政府に条約の早急な整備をはかってほしい。郵政事業庁の大森氏にもお礼のメールを送る。なお、夕方、大学の書店により、Educational ResearchおよびSPSSの本を購入。

5/22(Wednesday)  起床7.00 就寝11.00

 8.30にofficeにくる。岩間領事からのメールで知らせがあったFood and Drug AdministrationのサイトのFood, Drug, and Cosmetic Actの関係箇所をプリントアウトして精読する。それを元に領事にメールで私見を送付。日中は原価計算テキストの第13章の手入れをする。また、AMAZONにJohnson著「Profit Beyond Measures: Extraordinary Results Through Attention to Work and People」を発注。夕食後、Prof. Wuへの礼状を書く。

5/23(Thursday)  起床7.00 就寝12.00

 8.30にofficeにくる。8月のAcademy of Managementと American Accounting Associationでのホテルの予約を変更、フライトも変更。Prof. Wuへの礼状を印刷して送る。原価計算テキストの第1章の手入れをする。夜8.00からDr. Shinと彼の旧友の家族等14名のグループでHay Marketのレストランで懇談。

5/24(Friday)  起床8.00 就寝12.00

 OPLLのホームページを補充してアップロードする。午後から夜間まで、テレビのLife Timeのチャネルで映画をみる。一日雨。

5/25(Saturday)  起床7.00 就寝12.00

 朝から晴れ気温も上昇。今日から5/27までカフテリアが再度閉鎖。午前中はOPLLのホームページを手直しをしてアップロードする。午後からWal Martに果物等を買い出しに行く。その後は原価計算テキストの第1章の手入れをする。夜はテレビ映画をみる。なお、届かない郵便物の件であるが、郵政事業庁から保険を適用して補償するとの申し出が家内にあったという。

5/26(Sunday)  起床8.00 就寝11.00

 午前中、洗濯をする。午後から、米国で過小評価ないし無視されている日本を正当に理解してもらうためのサイト、「Japan and Japanese」を作成するための資料の収集を、World Bank等のWeb-sitesで行う。また、研究方法論の著書、「Educational Research」の精読をする。夜はテレビ映画をみる。

5/27(Monday)  起床8.00 就寝11.00

  本日はMemorial Dayで休日。研究室に行き、午前中、英文ホームページ「Japan and Japanese」を作成。アプリケーションの発行機能が作動せず、発行できず。マイクロソフトに連絡。午後から研究方法論の著書、「Educational Research」を読む。

5/28(Tuesday)  起床6.00 就寝12.00

  8.00に研究室に行き、一日中、Educational Researchを読む。なお、一月前に発注した名刺の件、e-mail addressの記載が間違っているので引き取れないとしていたが、Copy Worksのマネジャーと話し合い、$10だけ色を付け再印刷の代金込みで$50を支払うことでケリをつける。但し、当初の100枚ではなく250枚刷らせる。また、HPの発行、HPの更新がうまくいかない原因について松下hi-hoにサーバーが原因ではないかとメールで尋ねる。なお、Educational Researchは第12章まで進む。9.30に戻る。

5/29(Wednesday)  起床7.00 就寝11.30

  8.00に研究室に行き、Educational Researchを読む。12.00-1.30は、UNLのAsian Centerで会計学科主催で行われた監査法人トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu)の創始者、富田岩芳氏の歓迎パーティに参加。午後はEducational Researchを最後まで読む。夜は研究方法論の原稿の手直しを行う。9.30に戻る。

5/30(Thursday)  起床7.00 就寝11.30

 松下hi-hoから新規のHPの発行、HPの更新がうまくいかない原因について、発行ファイル数がサーバー割当量を超えていたことにあるとの通知がある。幾つかのHPを削除し、「Japan and Japanese」を発行。なお、富田氏とEmbasy Suites Hotel Lincolnで朝8.40-9.40まで、日本の会計のあり方について懇談。また、同ホテルで夜6.30からデナーをDeloitte Touche Tohmatsuの元東京駐在でパートナーであったMr. Hoskins氏(University of Denver出身)を交えてご一緒する。

5/31(Friday)  起床8.00 就寝11.00

家賃等の支払いを済ませ、10.00に研究室に。午後、富田氏に礼状を送付する。University North Texas でのPresentation原稿を米国の数名の先生に送る。また、Financial Accountingの本を購入し読む。夕食後、研究方法論の本を手直しする。Georgia Techの Prof. Schneider, University of California, Irvine のProf. Ho, およびGeorge Washington U.の Prof. Lindoleから先ほど送付したPresentation原稿に対するお礼のメールが届く。9.30にアパートに戻る。