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2008.11 台北訪問
2008.8 US. Visit (AAA)
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2006.10台北訪問
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2002. 4/15-4/30 ネブラスカ便り
2002. 5/1-5/12 ネブラスカ便り
2002. 5/13-5/31 ネブラスカ便り
2002. 6/1-6/15 ネブラスカ便り
2002. 6/16-6/30 ネブラスカ便り
2002..7/1-7/15 ネブラスカ便り
2002. 7/16-7/31 ネブラスカ便り
2002. 8/1-8/31 ネブラスカ便り
2002. 9/1-9/19 ネブラスカ便り
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2000.2 US Visit(B-Schools) 
2001 Chapel Hill滞在(AAA) 
2001.2 US Visit (B-School)
1999.3  US Visit(B-Schools)
1999.2 US Visit (Internship)
1998.2 Malyasia (平生基金)
1990.6 Taiwan (中山大学)

 

 

  


 

 上埜 進による2006年8月3 日から14日にかけてのWashington D.C. 米国会計学会、AAA
Buffaloへの
出張記です。

 

米国会計学会 (AAA)への出席とUniversity at Buffalo訪問(2006.8/3 から8/14)

                                          

803 (Thu)  Marriott Wardman Park Hotel (2660 Woodley Road, NW, Washington, DC 20008)に宿泊

 お昼の140分に相互タクシーが 自宅に迎えに来る。京都駅で「はるか37(14.15-)の切符を高島屋カード(海外旅行傷害保険)にて購入する。関西空港に340分に到着。ラウンジ「飛鳥」で出発時刻を待つ。

  KansaiChicagoUA878: 17.55=15.57 Terminal 5)。 

UA878便では、ノーベル賞受賞者 利根川 進氏(MIT教授、父親が「シキ紡」の黒部工場長)の甥にあたる利根川卓也氏(久保田エンジンアメリカ勤務)と通路を挟んで座席が隣となり懇談。シカゴのオヘア空港では、入国手続きを終えた後に、Terminal 1の「Red Carpet Club」にて1時間30分休息をとり、出発を待つ。

ChicagoWashington D.C.(Reagan National Airport Terminal 1 UA624:18.00=20.52) 

定刻にReagan National Airport に到着。20018月からの久しぶりのワシントン D. C.訪問。Yellow Line, Red Lineとメトロ(地下鉄)を乗り継いでWoodley Park駅の目の前にあるMarriott Wardman Park Hotel=AAAの2006年度大会本部となるメイン会場)に夜1010分にチェックイン。遅い時間帯なのでメトロの本数は少なく、乗換駅のメトロ・センターで電車を待たされたが、夏なので乗客は多く車中での不安感はなかった。地下鉄から地上に出たが周囲が暗くてホテルの位置を確認できず、2名にMarriott Wardman Park Hotelがどこかを尋ねた。

なお、入室後に入浴・洗濯を終え、12時に就寝。

 

804Fri OMNI Shoreham Hotel810(木)まで宿泊 (2500 Calvert Street NW (at Connecticut Ave.) Washington, DC 20008) 

夜中に数度目が覚め、3時に起床。明るくなるのを待って、6時過ぎにホテル周辺を散策。Academy of Managementの年次総会(200183日から811日)に出席するために、この場所(Marriott Wardman Park HotelおよびHilton Washington & Tower Hotelで開催、 Wyndham Hotelに宿泊)に来ていたので、土地勘を取り戻す。

体調はよくないが、午前中に、DuPont Circleの住宅街にあるPhilips Collectionまで歩く。近代の絵画が多く、こじんまりしていた。Marriott Wardman Park Hotelのチェックアウトが正午なので、それに合わせて、急いでホテルに戻り、隣にあるOmni Shoreham Hotel(=Marriottと共にAAAのメイン会場)に歩いて行き、チェックインを済ませる。しばらく部屋で仮眠をとってから、美術館訪問のために夕刻にモールへでかける。まずは、Freer Gallery of Artを訪れる。National Gallery of Artも訪れたかったが、腰が痛くて訪問をとりやめてホテルに戻る。

なお、日中につながらなかったWireless LAN(たぶん無料)を夜間に試したら、つながる。12時に就寝。 
 

805Sat 

  よく眠れ、8時に起床。

メトロのOne-day ticket6.5ドルで購入し、10時にホテルを立ち、King Streetで下車しAlexandriaの町を歩く。米国としては旧い町並みを残しており、観光客でにぎわっていた。アンテイークの店やレストランが目立つ。また、Potomac River沿いにヨット・ハーバーがあり、観光の町である。続いてPentagon Cityに行き、駅に隣接したモールのレストランで昼食をとる。本屋にも立ち寄り、本一冊購入。午後からは、Red Lineにのり、ターミナル駅の Shady Groveまでのる。Bethesda, Medical Center, Rockvilleなどの郊外の開発ぶりが印象的。Washington D.C.の市街地の大きさとエネルギーに感動した。

今日から、AAAの参加者の宿泊が増える。末松栄一郎先生(埼玉大学)のご夫妻に夕刻に通りで出会う。約束通りに夕刻730分にProfessor ChenPhone:  402 472 3360Fax:   402 472 4100kchen@unl.eduMarriottのロビーでお会いし、レストランでデイナーの招待を受けた。10時に分かれる。米国における管理会計教科書の内容とCPA試験,CMA試験のかかわりの現況を尋ねた。前者は管理会計を軽くカバーしている程度であり、後者が細部も問う試験内容との理解であった。教科書の執筆、ならびに講義では、したがって、前者の試験を余り意識していないとのことであった。12時に就寝。

 

806 (Sun 

   よく眠れ、8時に起床。11時からメトロで、最近、新装になったUnion Stationに行く。駅構内のモールを見学の後、National Gallery of Artまで、強い日差しの中、歩く。昼食に売店でサンドウィッチ$12を購入。腰が痛くなり、4時半にはホテルに戻る。Marriotのロビーで夕刻、田中隆雄先生(青山学院大学)ならびにシンガポールのUniversity of New South Walesの学長代理、Prof. Chan Yoke Kaiと 出会い、それぞれと懇談。530分からのEarly Bird Receptionで、平松一夫先生(関西学院大学学長)、末松栄一郎先生ご夫妻と懇談。また、レセプション終了後に、平松一夫先生、慶応湘南キャンパスの會田先生、Price Waterhouseのニューヨーク事務所のパートナーで関学出身の小沢公認会計士、大阪産大の齋藤雅子先生、および関学博士課程の龍野さんと安部さんで寿司屋「TONO」へ。学長であることを偉ぶられない平松先生のお人柄に感服。続いて、Omni Hotelのバーで、小沢公認会計士、大阪産大の齋藤先生、東北学院大学の佐々木郁子先生、鹿児島国際大学の今村明代先生とで懇談。12時に就寝。 

 

2006 Annual Meeting, American Accounting Association


8
07Mon 

530に起床。睡眠不足がたたり体調不良。

Teaching & curriculum Section Breakfast6.45-8.15)に出席の後、Opening Plenary Session8.30-9.45: Eugene Rice, The Changing Faculty Role and the Future Education of Accountants)に出席したが、眠くて話の内容は頭に入らない。1015分からは AACSB International: The Value of Accounting Accreditationのセッションに小橋 哲先生(名古屋商科大学会計ファイナンス学部長、栗本学園常務理事)と参加。話の内容が散漫な印象。
 

AACSB International - The Association to Advance Collegiate Schools of Business is a not-for-profit corporation of educational institutions, corporations and other organizations devoted to the promotion and improvement of higher education in business administration and management. Organized in 1916, AACSB International is the premier accrediting agency for bachelor’s, master’s and doctoral degree programs in business administration and accounting.

Tampa, Florida, USA にあるAACSB の認証を受けている日本の大学は、2006年8月現在、慶応義塾大学大学院経営管理研究科(2000年に認証取得)、および名古屋商科大学と名古屋商科大学大学院のビジネスプログラム(2006に認証取得)の2校だけである。


Management Accounting Section
Luncheon12.00-1.45)では、Prof. KaplanHarvard University)にお願いして、佐々木さん、今村さん 、近藤氏とともに写真撮影をさせてもらう。

2.00-3.30 Current Trends in Managerial Accounting に佐々木さん、今村さんと参加。Prof. James Jiambalvo (University of Washington)と、管理会計の世界に近年Innovationsがないこと、9月に刊行される彼の第3版の件、等につき懇談する。Prof. Don R. Hansen (Oklahoma State University)にも挨拶。両名との話からも管理会計教育に新たなコンテントが見あたらないとの印象を持った。午後4時からのセッションの参加はやめて、仮眠をとる。

Welcome Reception(PM6.30から)では、横田絵理教授(慶応大学)、田中隆雄教授(青山学院大学)、三矢 裕先生(神戸大学)などと懇談。招待を受けていたメリーランド大学Prof. Lawrence A. Gordon主催によるJAPP's 25th Anniversary (9:30 p.m. to 11:30 p.m.)にも出席。会場で Prof. Lawrence A. Gordonの他、Ph.D. Prof. Shyam Sunder(Yale University)Prof.Amy Lauなどと懇談する。

11時に部屋に戻り、12時に就寝。

 

808Tue) 

530に起床。

7.00-8.15の間、 The Institute of Management Accountants (IMA) Breakfastに参加。

 Prof. Blocher (University of North Carolina) と同席し、彼が著者代表の教科書において、さらに共著者を入れ替えたとの話を聞かされる。また、 Prof. Kung H. Chenとも懇談。

Plenary Session8.30-9.45: Anthony Hopwood, Whither Accounting Research?)は加藤盛弘先生(同志社大学)とご一緒。同セッションの後、ホテルに戻り仮眠。目覚まし時計を設定したが起きれずに30分遅れの1230分に Luncheonに出かける。

午後2時からのセッションは The Uniform CPA Examination Todayに参加。聞きたかった試験の出題者構成であるが、CPAの方で問題を作成し、CPAの資格を有する大学教員を委員に加えた委員会が最終的に毎回の出題を承認しているとのこと。4時からは、International Cross-Listing and Earning Managementのセッションに参加。

セッションが終了した5.30-6.30の間、 Prof. Fredrick LindahlGeorge Washington University)と近くのレストランでお互いの研究について懇談。彼の研究課題は「会計利益の国際比較研究」とのこと。6.30-8.30 Receptionでは、加藤盛弘先生ご夫妻、小橋 哲先生とご一緒。8時から4人で日本料理店「Sushi」で懇談。懇談の後に同店に来ていたUniversity of Hong KongProf. Amy Lauおよびお嬢さん(日本経団連に勤務後にD.C.NGOに転職)と話し込む。

10時に部屋に戻り、12時に就寝。

 

809Wed

早く目が覚め530に起床。事務作業、洗濯等を行う。

Plenary Session(8.30-9.45: Is Accounting an Academic Discipline? by both John Fellingham(Ohio State U.) and Joel Demski(U of Florida))に出席の後、10.15-11.45 (7.21)のセッション Value Relevance of Accounting Numbersに参加。経験的研究にもとづく論文であるが、眠くて、ついていけない。

12.00-2.00 Luncheon(Shyam Sunder, Imagined Worlds of Accounting)では、Frederick Jacobs(University of Minnesota), Rong-Ruey Duh(National Taiwan University),小橋先生、岡野先生、近藤氏と同じテーブル。なお、AAAの新PresidentとなったShyam Sunder(Yale University)と写真を撮る。2.00-3.30のセッションはTransfer Pricingに参加したが、Game theoryによる研究発表であり、経験的知見への言及はなく期待はずれ。4.00-5.30のセッション Target Costing, Value-Based Management, Inventory Reduction, and Value Addedに参加し、第一報告者である岡野 浩先生(大阪市立大学)の報告を聞く。討議者が氏の報告を大変に高く評価していた。

AAAの大会が終わっての反省事項であるが、今回3日も早く米国入りしたにもかかわらず、時差の調整に失敗したことを痛感。いつも眠くて、報告がよく理解できなかった。

なお、夜の6時からは、最後のセッションを共に参加した岡野 浩先生(大阪市立大学)、太田康広先生(慶応大学ビジネススクール, KBS)、近藤氏でもって、ヒルトンホテルの近くのタイ・レストラン(Typhoon)で食事をする。英国だけでなくプレビッツとの親交も強く、留学生の世話をしてきた中国との関係強化に動こうとしておられる岡野 浩先生の国際的な活動に驚かされる。10時に部屋に戻り、1130分に就寝。
 

Professor R..Kaplanとの写真(佐々木氏、今村氏、近藤氏)

2006-2007年度のAAA会長、 Shyam Sunder教授(Yale University)との写真


8
10Thu

熟睡でき、715に起床。

バッファローに向け、9.00にチェックアウト。雨が降っていたのでシャトルバスで空港に行きたいと思ったが、予約をしていなかったのでメトロにて空港へ。West Falls Church でシャトルバスに乗り換える。河崎照行先生も乗り込まれ、車中、話をしながらDulles International Airportまで行く。UAのカウンターで長い列を並び荷物を預ける。後で知ったことだが、ロンドンで液体物質による爆発テロの未遂があったため、セキュリティが最高レベルに引き上げられていた。セキュリティを通過するに極めて長い列をならび、結局、両者で1時間を費やした。ペットボトルやローションなど液体を手荷物にて持ち込むことは全面禁止であった。

 Dulles International Airport, Washington D.C.BuffaloUA7223: 12.3013.44 

20分遅れで搭乗(boarding)が始まった飛行機は、定員30名程度の小型機で、通路も狭く、乗り込むや否やいつもの症状である閉所恐怖症となり、呼吸困難、発汗、吐き気などをもよおす。風を顔に吹き付けて、30分ほどで落ち着く。なお、定刻を30分遅れてBuffaloに到着。Mr.Paul Youngが空港に出迎えに来てくれ、230分にBuffalo Marriott Niagaraホテルにチェックインする(1340 Millersport Highway, Amherst, New York)

4時から5時までProfessor Dunnettのオフィスで、懸案のInternational Residency Programについてミーティング(Professor Dunnett, Ms. Jan Nersinger, Mr.Paul Young, Ms. Patricia Shyhalla)を持つ。私どものプログラムに対する方針が消極的になったという事情を抱えているため 、顔合わせは気が重く、扇子で扇いでも緊張のため汗が止まらない。UBは、私どもの事前の要求通りに予算まで記した入念な会議資料を準備していたので、腹を決め、こちら側の現況を説明する。

なお、5時過ぎにホテルに帰る。7時からのディナー(Professor Dunnett, Ms. Jan Nersinger, Mr.Paul Young)は、市内の閑静な住宅街にある新装なった品の良いイタリアン・レストランに招待される。ワイン、前菜、メイン・ディッシュ、デザートと続き、4人で$300前後を消費したと思われる豪華なディナーであった。

ディナー中のDunnett氏との会話の主題は、日本の大学教育と、日本外交と安保。日本の大学教育の国際競争力欠如は、大学業界の戦略性の欠如、終身雇用に起因する大学教員の教育・研究へのコミットメントの欠如にあるとの持論を氏は展開された。これに同意する。なお、南京大学内にUBブランチ・キャンパスとして一学年に5,000人規模の学部、さらに修士・博士課程までも立ち上げるというプロジェクトを例に、中国の教育への熱意・真剣度を強調され、日本は教育・研究で中国に追い抜かれると主張される。

民主党を支持する彼は、教科書問題、靖国神社の問題についても中国の主張を支持。米国メディアは日本に厳しいとのこと。小泉首相のナッシュビルでのエルビス・プレスリーの物まねは品格に欠けると酷評。

東シナ海のガス田、尖閣列島、竹島問題でも日本の行動を支持しない姿勢。以前から私が主張している通り、ニューヨーク・タイムズを購読する知識人あるいは大学人の間では、中国の存在が突出して大きく、親近感でもChina Firstとの印象を受ける。米国では日本やヨーロッパ諸国の存在感はない。安全保障の問題では、国家利益からして米国は中国と仲良くすべしとの主張。日本が核爆弾や攻撃ミサイルを保有することに反対しないが、中国と米国の関係の悪化につながる日本の行動を支持できないとの主張。

私見であるが、北方四島の件でも、決断のタイミングを誤り、ロシアが既に豊になった今日ではロシア側からみた日本の魅力は低下しており、二島返還さえも可能性がなくなってきている。核兵器保有は、中国が保有した直後の1970年代に済ませておくべきであった。日本政治、日本外交の最高責任者は歴代先送り主義を踏襲しており、このため日本の国際社会における発言権が大幅に低下していることを実感。わがままで横着な人間が幅を利かすのは国際社会でも同じであり、そうした指導者を持てなかった日本が北朝鮮や韓国にさえも馬鹿にされ、アジアでも影響力を失いつつあることを懸念すべきである。

なお、12時に就寝。

 

811Fri  Buffalo Marriott Niagaraに宿泊

熟睡できず、430分に眼を覚ます。ベッドに横たり、530分にシャワーをとり、再度眠る。8.30に起き、朝食にビュッフェ($16)を。

1115分にMr.Paul Youngがホテルに迎えに来て、彼のマツダRX7にてナイアガラ・フォールに行く。米国側のレストランで昼食をとり、階下のギフトショップにて、滝と米加両国の国旗をアレンジしたフレーム(額)を購入。その後、カナダ側に入り、MAID OF THE MISTに乗船して(二人分$26支払う)滝の入り口付近に。市内を通り、ぶどう畑の中にあるPeller Estate Wineryを訪れ、ワインを飲む。甘みが最も強い「Ice wine」のハーフボトル($33)を購入して、Mr.Paul Youngにお礼として手渡す。続いて、Niagara on the Lakeというオンタリオ湖畔にある美しく古い観光の町までドライブする。この町のGreaves Jams and Marmaladesというジャム店でProfessor Dunnettへのお礼としてジャムの3品セット($19.95)を購入。夕刻7時にNiagara Japanese Restaurantでディナー。ビール、寿司、アイスクリームを飲食して$80支払う。内容に比べて極めて高額であるとの印象を持つ。アメリカに入国し830分にホテルに戻る。1230分に就寝。

8
12Sat
 Buffalo Marriott Niagaraに宿泊

熟睡でき、715に起床。テレビを入れると、Scalped Com. grow your hair backの商品「Scalped Com」のコマーシャル。これを見る。

午前中に、空港経由でダウンタウンに行こうかと思ったが、公共交通での行き方がフロントに聞いてもネットで調べても不明なため取りやめ。新聞を読んだり、報告書の作成に取り組んだり。お昼にはホテルから見えるUBのキャンパスを1時間半余り歩いて散策。広大なキャンパスに人影はほとんどない。米国の都市郊外では車がないと動きがとれないことを痛感。

baggageの詰め込みや、本報告の訂正・追加記入をしたりして午後を過ごす。最終日なのでホテルのレストランでディナーを630分から730分までとる。なお、食事後、ホテル周囲を1時間ばかり散歩。1030分にベッドにはいる。

              

813Sun機中泊

昨晩は早くベッドに入ったが、本日の朝の起床が気になり、寝付かれず、夜間に何度も起きる。640分に起床してシャワーをとる。

ホテルを815分にチェックアウト。シャトルで830分に空港に到着。First Classのカウンターにならび、すぐにボーデング・パスをもらい、荷物を預ける。セキュリティー・チェックは厳しいが、9時にターミナルに入る。First Class専用の待合室があるかを尋ねて、「United Air Club」をStar Allianceの一員として使用させてもらう。クラブはこじんまりしているが内装も感じが良く、関空の「飛鳥」の古ぼけた内装が思い出される。1020分に搭乗口に行く。

BuffaloChicagoUA1225: 10.40=11.19 Terminal 1

シカゴではレッド・カーペットクラブを利用。
Chicago
KansaiTerminal 1  UA877: 12.23-16.00
 

  MITのナノテクノロジーの教授と通路を挟んで隣となる。日本の 技術水準、研究水準について尋ねる。企業に対する評価は高かったが、彼も大学院教育は良くないとの評価。東大を含め、米国の研究大学に匹敵するような存在は知らないとのこと。反論するも、 彼の意見は変わらず。彼は民主党支持で、話しぶりからして、親中国。クリントン大統領の時代から見られる通り、民主党支持者は中国との良い関係の保持が米国の国益であるとの見解を有する。日本側が最大・唯一の同盟国関係と思いこんでいる日米の絆は、米国では空洞化している。中国やインドが、売り込みをはかるために、実力以上の存在として 自国を印象づけることに多大の努力をしてきた反面、正当に評価してもらおうという努力を怠ってきた日本の政府・外務省、民間団体のお粗末な姿勢が 、国際社会での日本軽視という風潮を加速させてきたと言える。
 

 Niagara Fall

Niagara on the Lakeの町にて

 

814(月)  (関空に815(日)の16.00に到着)

 30分早く午後330分に関空に着陸。バスで京都駅に戻り、その後、列車にて富山に帰る。帰宅は9時20分