上埜進研究室
ホーム Research Institute Japan 上埜進活動記 上埜進の社会活動 上埜のプロフィール Ueno's curriculum vitae 研究論文 学会報告 多国籍企業委員会 『日系多国籍企業管理会計』 SAJ研究会 平生助成金Project 日本管理会計学会全国大会 管理会計学会関西中部部会 著書(市販本) 編著『管理会計の基礎』 編著『原価計算の基礎』 甲南大学紹介Konan U. 甲南大学院社会科学研究科 甲南大学院ゼミOB 甲南会計大学院講義 甲南大学学部講義 甲南大学上埜ゼミ演習 上埜ゼミの旅行・コンパ 立命館会計大学院講義 関西学院大学大学院講義 愛知学院大学院講義 金沢大学(原価計算)講義 岡山大学(会計情報論)講義 2011.3 Indonesia Vist 2011.2 Malyasia Vist 2010.3 Sweden Visit 2010.11 Taiwan Visit 2010.7 US.Visit (AAA) 2010.6 台北訪問 2009.8 US. Visit 2008.12 北京訪問 2008.11 台北訪問 2008.8 US. Visit (AAA) 2008.2 Canada Visit 2007.8 US. Visit (AAA) 2007.7 China Visit(APMAA) 2006.10台北訪問 2006.8 US. Visit (AAA, DC) 2006.1 US. Visit Clearwater 2005.8 US. Visit 西海岸 2002. 4/1-4/14 ネブラスカ便り 2002. 4/15-4/30 ネブラスカ便り 2002. 5/1-5/12 ネブラスカ便り 2002. 5/13-5/31 ネブラスカ便り 2002. 6/1-6/15 ネブラスカ便り 2002. 6/16-6/30 ネブラスカ便り 2002..7/1-7/15 ネブラスカ便り 2002. 7/16-7/31 ネブラスカ便り 2002. 8/1-8/31 ネブラスカ便り 2002. 9/1-9/19 ネブラスカ便り 2002.1 US Visit: Austin 2000.2 US Visit(B-Schools) 2001 Chapel Hill滞在(AAA) 2001.2 US Visit (B-School) 1999.3 US Visit(B-Schools) 1999.2 US Visit (Internship) 1998.2 Malyasia (平生基金) 1990.6 Taiwan (中山大学)

| |
University
of North Carolina at Chapel Hill 滞在記
Prof. Ueno's Visitation to USA: July
17 - August 17, 2001
本ページは、上埜進甲南大学教授が、
Professor Edward Blocher (BlocherE@unc.edu)
のご厚意により、University
of North Carolina at Chapel Hill に滞在した2001年7月17日から8月17日までの生活を記した
滞在記です。その間、Washington
D. C (8.3-8.11)にて開催されましたAcademy of Managementの年次大会と、Atlanta (8.11-8.16)にて開催されました American
Accounting Associationの年次大会に参加しました。
|
North Carolina
(7/17-8/3 ): University of North Carolina at Chapel Hill |
7/17(火)
関空から立つ。Chicagoの天候不調のために、San
Franciscoからのフライトの離陸が当初の1350ではなく、16.30になる。このためChicagoも21.00になる。急いでRDU
行き最終便であるUA588 のゲート番号をモニターのスクリーンで調べると、同便がキャンセルとなっている。
7/18(水)
便が6.20という早朝のこともあり、寝れないままに、5.00のshuttleで空港へ 。定刻にRaleigh-Durham Airportに着陸。Dollar
(919-840-4850, Raleigh/Durham)でコンパクト・カー(Neon,
Dodge)をrentする(7/18(13.00)-8/3(13.00)までの16日間)。睡眠不足の中、方向も分からずに強い恐怖感で運転を始める。何回も何回も人に道を聞きながら、
Studio Plus Durham-Research Triangle Park-Hwy54 (2504NC Hwy.54;
Phone:919-361-1853; Fax 919-572-5072) に2.00時過ぎに到着し、そのまま、チェック・インさせてもらう。
Blocher教授 ( at
University of North Carolina Chapel Hill: Office phone
919-962-3200; fax 919-962-4727)に電話連絡をとった後、眠り込む。
|
7/19(木)
五時に起床。iPassを用いた海外ローミングをつなげることができた。12.00-2.00までProf.
Blocher と行動を共にする。Studio
Plusに迎えに来てもらい、Chapel Hill Downtownて゛Lunchのご馳走になった後で、UNCへ。夜11時に就寝
7/20(金)
五時に起床。9.30からProf. Blocherと打ち合わせするために、8.30にホテルを出発。大学近くに来て道を間違えたが間に合う。車に馴染んできており、運転恐怖も多少軽減してきた。打ち合わせでは、会社訪問の詳細、共同研究のテーマ等について話し合う。また、来週は教授の研究室を使用させてもらうことになり、部屋のキーをもらう。Prof.
Blocherとは、お昼をレストラン(TOP OF THE
HILL)で共にしてから分かれた。VIC(食品スーパー)に寄り、ブローチャー数冊を持ち帰り、ホテルに戻る。地域情報を満載したブローチャーを読みながら、早めに眠る。
|
これがKenan-Flagler
Business Schoolの建物です。 |
 |
7/21(土)
疲れから、午後四時までベットに横たわる。起床のあと、Linda
McDaniel教授の論文を読む。Durhamのレストランへの招待を受けており、6.30に迎えに来てもらう。Prof.Blocherと妻のSandy,次男のJosephも同席。食事後にCathedral
at Duke University等を見学して、10時に戻る。
7/22(日)
Prof.Blocherは7/22(日)-7/28(土) の間、North Carolina
beachへ家族旅行。腰痛等の体調不調で、朝食を挟んで、午後3時までベットに横たわる。起きてリサーチ・トライアングルをドライブした後、食品を購入して午後7時戻る。夕食後、地域情報を満載したブローチャーを読んで身体を休める。
7/23(月)
腰痛はルルのおかげで大部良くなったが、疲れや体調不調で、本日も朝食を挟んで午後3時までベットに横たわる。近辺をドライブした後、食品を購入して午後7時戻る。夕食後、健康保険等の手続きを確認して、身体を休める。
7/24(火)
腰痛は良くなったが、疲れや体調不調で、本日も朝食を挟んで午後3時までベットに横たわる。共同研究の資料を読んだりして、午後11時に身体を休める。四日間も睡眠中心の生活が続き、研究への影響が気になる。
7/25(水)
8時に起床しようと思っていたが、結局はお昼の12時にベットを離れる。午後5時からDurhamに行く。レストラン(OH!BRIANS)で食事をして8時に戻る。
7/26(木)
午後からは部屋で勉強。午後9時に身体を休める。
7/27(金)
8時に起床し、10時から5時までKenan-Flagler Business
Schoolの研究室。運転にも多少の余裕がでる。なお、どの教員もAccounting ReviewやJournal of Accounting
Researchに投稿論文を複数持つ一流の研究者で一時(いっとき)をも大切にする職人タイプ。研究室では、Kenan-Flagler Business
SchoolおよびUNCの学内LANをブラウズする。統計解析ソフトの種類の多さと、ジャーナル等の電子化が進んでいるとの印象。MBA教育では、コンテント開発に対するサポート体制、講義科目(e-Business,
Supply Chain
management)の産学提携、国際経営プログラムを多くのホスト国で展開する多国籍化、等を重視していることがよくわかった。Department of
Asia Studies(Chair, W.Miles
Fletcher)には日本人の日本語インストラクターが数名いることもわかった。お昼にカフテリアで8月からMBAプログラムを始める会社派遣の日本人学生4名(トヨタ、電通、あさひ銀行、日本テレコム)と出会う。午後11時に身体を休める。
7/28(土)
8時に起床し、9時過ぎから、Interstate Highway
40を使わないで空港に行く道を探るが、詳細な地図が手持ちになく道に迷う。方向を大学に変えガソリンを補給したスタンドで地図を購入。もっと早く購入しておくべきであったと後悔。その足でStudent
Union のレストランで昼食、またBook
Storeでビジネス・スクールの教科書をチェック。3時過ぎから5時過ぎまで研究室でインターネットで訪問企業のホームページをプリント・アウト。ホテルに戻ってそれを読む。また、日本語の先生方にお会いできたらとのメールを送る。12時に就寝。やっと通常の睡眠形態になる。
|
|
7/29(日)
6時に起床し、空いている中にInterstate Highway
40で空港へ。他の車のスピードに恐れをなしながらも、50マイル程度のスピードでゆっくり走る。ハイウエイをおりてからレフト・ターンする予定であったが、それは禁止でライト・ターンのみが許されていることが判明。しばらく空港と逆方向に走り、Uターンして空港に。空港内でも道が分からず緊張の連続。10時過ぎからInterstate
Highway 40で空港に再度挑戦。交通量も多く恐怖の中に、40分前後で往復する。
お昼に、日本語講師のご主人の「あらたけ・たけし」氏から連絡が入り、OH!BRIANSで会う。この州には120社も日本企業があり、住友電工などResearch
Triangle
Parkへの進出企業の他に、Durhamにはアイシン精機がでてきているとの話をうかがう。また、Raleighに日本人学校があることも判明。
Interstate Highway 40は怖くて運転できそうもないので、空港への他のルートを地図で探索し、Slater
Roadを経由して空港へドライブ。Dollar Rent A Car
のオフィスの位置もやっとはっきりと認識できるようになる。安心したこともあり、空港近くのTexas Stake House &
Saloonで夕食にステークをとり、午後6.30にもどる。12時に就寝。
7/30(月) 6時に起床する。午後に訪問するGlaxo
Pharmaceutical についてホームページのプリントアウトを読み、予備知識を確かにする。1時にProf. Blocherと待ち合わせ、打ち合わせをして、Glaxo
Pharmaceutical で2.30-4.00 までKim Rivers (Controller, Specialty & Health
Management Division) にインタビューを行う。 Dinner招待に合わせて、6時にホテルを出て、ワイン二本を買い求め、定時の7.00にBlocher家に到着。Prof.
Hand and Mrs. Lynn Hand(シカゴ大学大学院卒)、Prof. Linda McDaniel の夫のMr.Takahashi、Prof.Blocher,
Sandy 、Josephおよび、David、ならびにLindsey (graduate
student)。9時30分に失礼したが、帰り道を迷う。10時30分に戻る。
7/31(火)
7時に起床する。9時30分にProf.Blocherと待ち合わせ、 10-12の間、Nortel
Communications (Ron Frydach,
Director, Advanced cost Management Systems; Rob Baker, Senior Manager,
Raleigh Systems House; Rick Mancini, Senior Manager, Raleigh Systems House;
Martha Wyatt, HR Advisor)でインタビューを行う。Rob Baker氏が Raleigh Systems
House(ラリー事業所)の組織図について、Ron Frydach氏がERPによるProcess Managementを通しての Cost
Managementについて、Rick Mancini氏はERPについて、さらにMartha Wyatt氏が Performance
Measurement Trward Systemについて説明する。Rob Baker氏とRick
Mancini氏はOHPでの説明。5人ものマネジャーが参加する説明会で応対に感激する。
インタビュー終了後は研究室に戻り、共同研究課題の詰めを行う。2時30分からa tour of Meadowmont にでかけ、Becky
Atkinson, Bonchickの案内で、IBM社の元副会長であった故Paul J. Rizzo氏邸、すなわち増築されKenan-Flaglar
Business SchoolのExecutive Education
Center(宿泊施設を備えたExecutivesの短期教育の豪華な施設)として利用されている施設を見学する。
8/1 (水)
9時30分にProf.Blocherに迎えに来ていただき、10時から1時30分までDuke UniversityのFuqua
School of Businessを訪問し、IT
Utilization in Educationについて意見を交換する(Nevin Fouts, Associate Dean; James
Thorp, Director; Tim Seales, Manager, AV and Multimedia Production Services)
(Nevin Fouts; nevin@mail.duke.edu)。また、Thomas
Centerでlunchをご馳走になる。ホテルに2時に戻り、Durhamでの滞在記を整理する。
8/2(木)
7時に起床する。 9時にProf.Blocherに迎えに来ていただき、9時30分からReichhold
Com.でインタビューを行う(Rick Holcombe, Senior VP Finance;
窓口, Nick Williams, Director Internal Auditing; Bob Chambers, Product Cost
Manager; Betsy Cassidy, Global Controller; Dan Miller, Planning and
Investment Controller;
Yoshi Kawashima,Chairman and CEO) (Nick Williams;
nick.williams@reichhold.com)。インタビューの終了後に同社のChairman and CEOであるYoshi
Kawashima氏にDuke Clubへ昼食を招待され、同席したProf.BlocherならびにNick Williams氏と共に2時30分まで懇談する。その後、Prof.Blocherの研究室で一時間ばかり研究の打ち合わせを行い、4時にホテルに戻る。11時に就寝。
|
Washington D. C
(8.3-8.11): Academy of Managementの年次大会に出席 |
8/3(金)
7時に起床。11時にチェック・アウト(16日で$729.18)して、タクシー($21)でRDU空港へ。1520
の便であったが、スタンバイで一便早く1330に乗り、ワシントン・ダラス空港へ。ワシントン・フライヤーと地下鉄を乗り継ぎホテルへ。明日からの米国経営学会(Academy
of Management)年次大会でどのセッションに出席するかを調べて11時に就寝。
8/4(土)
朝6時30分に起床。8時30分にホテルをでて、登録のたる本部があるMarriotまで45分歩く。木々の緑や色とりどりの草花、鳥の声、犬の散歩、等アメリカの都会ならではの朝の光景であった。出席したセッションであるが、930-11.00の「Doing
Longitudinal Research in Entrepreneur ship」および1.00-4.30の「Qualitative
Research: Asking the Expert(Linda Smircichh, University of
Massachusetts)」である。両方とも、程々の報告であった。質問したが、必ずしも的を得た答えが戻ってこず、米国の学者と学問レベルにおいて差ないことを確認する結果になった。夜の7時から始まったAsian
Academy of
Managementに出席したが、これもお粗末であった。日本の学会では失望させられることが多いが、初日はこちらも同じであった。MarriotからWyndom
Hotelまで歩いて9時にホテルにもどる。
8/5(日)
朝7時に起床。8時30分にホテルをで.てHiltonまで15分歩く。$18の朝食をしたの後、Marriotが会場のセッションにでる。出席したのは、10.15-12.00の「Workshop
on Levels of Analysis: Theoretical and Empirical Issues in Multilevel
Research(Katherine Klein, University of Maruland)」、1.00-2.30に開催され、Henry
Mintzbergも報告者であった「Academy of Management Award Winners' Symposium on the
Practice of Management
Knowledge」、および5.00-7.00に開催され、学会の決算報告、学会賞の授賞式、ならびにDistinguished Academy of
Management Executive に選ばれた Mr. George, CEO, Medtronic, Inc.のスピーチがあった「Academy
of Management Convocation」である。自社の事例を話したMr. Georgeのスピーチの論題は「How a
Mission-driven Company Creates Long-term Shareholder
Value」であり、顧客価値と社員満足を先行させるミッションの追求が、結果として、利益成長すなわち株主価値をもたらすと説き、それを実現した経営者としての自らのリーダシップを披露していた。12時に就寝。
8/6(月)
朝6時30分に
朝7時に起床。8時30分にホテルをでてHiltonまで15分歩く。出席したセッションは、830-10.20 Cross-cultural Studies
and Best Practices、10.40-12.00 Managing Headquarters-subsidiary
Relations、2.30-3.50 Corporate Reputations as Social Constructions
、および4.10-5.20 Web-based initiatives in Management Education
である。各人の報告は時間の制約があるので研究の概要だけであり、CD化されたプロシーデングを読むか、ペーパーを読まないと内容の善し悪しが判断できないことも分かった。また、欧州および豪州の研究者の少なからずがアメリカ型の研究方法論になじみが薄く、彼らの報告の多くは日本の学会報告と同様に厳密性ならびに論理性に欠くことを確認させられた。なお、お昼からSage
Publicationのコーナーで研究方法の図書をチェック。10時30分に就寝。
8/7(火)
朝7時に起床。9時30分にホテルをで.てHiltonまで15分歩く。10.30-11.50までPerformance Appraisal and
Evaluationのセッションに参加する。Ratingへの影響要因を探る行動科学的アプローチでいずれもmethodがしっかりしていたが、インセンティブ・システムへの会計的アプローチが取り上げられているのではと思っていたので、期待はずれであった。12.15-2.30のPresidential
Luncheonは大きな会場での昼食会で、表彰式と、「Academy is for you」を標語としてきたAndrew Van de Ven会長のスピーチがあった。スピーチは変わり行く環境の中で、研究者(scholarly
profession)団体としてAcademy of
Managementのあるべき方向と、実務への貢献が期待されコンサルタントが台頭する中、研究者がresearch, teachingおよび
practiceのいずれにも専門家として忠実に取り組むべきことを強調された。 2.00-3.50
はGovernment and Higher Education; Friends or Foes in a Tide of
Changeに、また、4.10-6.00 How Governments Matter: An International
Perspectiveにでた。後者では、証券市場の法的整備が市場の発展につながるとし、慣習法の国々が制定法の国より証券市場が発展していると主張するHarvardのスタッフによる報告と、都市化が国民所得水準と正比例の関係にあるとするMITスタッフによる報告に、仮説の因果関係は逆でないかと質問したが、期待した答えは返ってこなかった。歴史観を強調する報告の意図はわかるが、Yaleの教授の報告も含め、論理展開を含めてお粗末な内容であった。
2.30-8.00にはTechnology & Innovation Management Divisionの Social
Hourに岸田さんと織畑氏(元ボストン・コンサルティング)と共に参加し、ホテルに戻る。疲れて10時30分に就寝。
8/8(水)
朝7時に起床。8時30分にホテルをで.てHiltonまで15分歩く。今日はAOMの年次大会の最終日。参加したセッションであるが、9.00-10.20からの
International Alliance formation and Organizational Learning (932)でKyung Min
Park氏(INSEAD)の報告とEric W. K. Tsang氏(Wane State
U.)の報告に質問、10.40-12.00はUniversity Technology Transfer and Entrepreneurship
(964)に、最後は12.20-2.10のCooperative Strategy(966)である。Cooperative
Strategyの報告は全てempirical researchであり、Prof. Ji-ren Lee, National Taiwan
Universityの報告、およびMohan Subramaniam(Boston
College)の報告に質問。セッションが終わってから学習院大学の河野先生とHiltonでお茶を。4.00にホテルに帰る。11時30分に就寝。 |
米国経営学会(Academy
of Management)の年次大会は、経営学領域の最新の研究成果を知る最も効果的な場です。 |
8/9 (木)
朝7時に起床。メールや記録を整理し、11頃からGeorgetownに徒歩ででかける。ホテルから意外に近く、大きな本屋を覗き、Philosophy
of Scienceの本を探る。レストランで昼食の後、さらにPotomac
Riverを左手に歩き、Georgetown
Universityのcampusにはじめて入り込む。キリスト教系の大学で上智大学や関西学院を姉妹校にもつ。医学部もあり以外に大きいキャンパスで、落ち着いた建物も少なくない。bookstoreと、豪華に新築したMcDonough
School of Businessを訪れ、5.30にホテルに戻る。佐野学長と夕食を共にし、10時に戻る。11時30分に就寝。
8/10 (金)
朝7時に起床。メールや記録を整理し、11頃からGeorge Washington
Universityにででかける。昼食をとった後、bookstoreでneurologyの書物をチェック。都心部の大学ということもありキャンパスは大学建物で密集しているが、医学部もあり、数は大変に多いことに気づく。古い建物は順番に建て替えられつつあり、ホワイトハウスの隣りという立地からしてイメージを一新できる有望大学といえよう。なお、accounting
departmentに寄ったところ、Karenと
Prof. Lindoleに会うことが出来た。その足で、National
Galleryまで歩く。雨にたたられ、ホテルに戻ったのが5時。11時30分に就寝。
|
Atlanta
(8.11-8.16): American Accounting Associationの年次大会に出席 |
8/11(土)
朝7時に起床。荷物をパックした後、9.00から佐野学長と朝食を共にし、10時30分に戻る。11時15分にチェック・アウト。12時45分に空港へ。14.00
の便が15.00に離陸し16.30にAtlantaに。地下鉄でホテルへ。5時30分にチェック・イン。6時にAmerican
Accounting Associationの年次大会の登録を済ます。Hiltonで夕食。レストランを出ようとしたら横田絵理、辻山栄子の武蔵大の先生と会い雑談。11時30分に就寝。
8/12(日)
朝7時に起床。8.30-12.00までCPE21, "Teaching
Strategic Cost Management" (Prof. Brocher, Prof. Lin, Prof. Chen (U.
Nebraska, Lincoln)に出席。introductory
levelを終えた管理会計教育ではケースを併用することで、より鮮明な、かつより深い講義を提供できることが印象に残った。お昼に、出会った関学の木本圭一氏から、氏の留学先のSydneyにあるUniversity
of New South Walesおよびオーストラリア事情を聞き、来年の留学の参考にする。午後は、会場で出版社の展示をチェックし、 5.30-7.00
Early Bird
Receptionに出席。閉会後、若杉明企業会計審議会会長、加藤盛弘、岡部、田中孝雄、辻山、横田の各氏とクラブへ。さらに寿司屋へ。10時に戻る。11時30分に就寝。
8/13(月)
朝7時に起床。8.15-9.45 Opening
Ceremony の後、10.15-11.45はNon-Financial Performance Measuresのセッションに出席。Prof.
Banker (U. of Texas at
Dallas)の報告について、仮説検証のフレームワークが当該仮説ではなく、別のことを検証することになるのではと批判する。12.00-1.45
Section Luncheon (Management Accounting Section)では、氏の論文がbest literature
awardを受賞しており、驚く。2.00-3.30 Analytical Models of Returns, Earnings, and Book
Valuesに、また、4.00-5.30はAccounting disclosures, Valuation Models, and Analysts'
forecast Errors: Multi-Country Investigationsに出席。後者では、Ran Barniv (Kent State
U.)にデータの信頼性に関して、Wayne B. Thomasには重要な変数が抜けていないかと批判する。6.30-8.30 はWelcome
Receptionに。Prof. F. Wuのご家族に会場で会う。11時30分に就寝。
8/14(火)
朝7時に起床。8.30-9.45のPlenary
Sessionの後の、10.15-11.45 Empirical Studies of Drivers of Management Accounting
Change and Innovationでは、報告者のProf. James Hesford, Washington University at
St. Louis と再会。彼の報告のResearch questionとの整合性について質問。また、Discussant であるProf. M.
Maher, University of California at Davisには論文受領や献本の件で挨拶。12.00-1.45
Luncheonではとタイの学者二人(Prof. Angkarat; Prof. Nipa)と同席。2.00-3.30 にはProf. Charlene
Budd, Baylor. U.(主人がIT事業を手がけている)が司会したVarious Compensation and Incentives
Issuesのセッションに。続く4.00-5.30にはResidual Income-based Performance Evaluation and
Compensationに。両セッションではGame Theoryが使用されるなどしており、一部は理解不能。また、Structural Equation
ModelによるPath Analysisは広く用いられている。5.30-6.30 まで、Prof. Wuの招待でUniversity of North
TexasのReceptionに出席。U. of OklahomaでPh.D.
Programに在籍している長男とProfessorをしている彼の妻も出席。なお、6.30-8.30 はReceptionに出席。11時30分に就寝。
8/15(水)
朝7時に起床。8.30-9.45はPlenary
Sessionに出席。10.15-11.45のEmpirical Studies of the Role, Use, and Outcomes of
Budgeting and Performance Measurement SystemsにProf. Blocherと一緒する。Prof.Blocherがお昼に家に戻るということなので、一時、退出して共同研究プロジェクトについて最終確認をする。12.00-1.45のLuncheonの後、2.00-3.30の最終セッションに入る。会場はPrincipal-Agent
Models of Management Accountingを選択。TQMの導入とFinancial
Performanceの改善とのassociationを検証したKatherine Banker (University of
Texas)の報告を批判する。また、Prof. Mahendra Guptaとの共同研究の成果を報告した台湾のProf.
Anne Wu (National
Chenghi University)と語り合う。6.00-8.00はClosing Receptionに出席し、Prof. and Chair
Judy Rayburn, University of Minnesota; Prof. and Chair Gerald J. Lobo,
Syracuse University; Prof. Dwight Owsen, Louisiana State University;
青山学院大学の石川昭夫妻、ならびに企業会計審議会会長の若杉明氏と語り合う。11時に就寝。
8/16(木)
朝6時30分に起床。7時30分にチェック・アウト。8時過ぎに地下鉄で空港に。空港のシカゴ行きロビーで横浜国立大学の岡田依里氏と会いATL-CHICAGOを同乗。なお、便の出発が一時間遅れ、シカゴからの成田行きにぎりぎりで間に合う。
8/17(金)
CHICAGO-NARITA 便が1520に成田に到着。羽田から全日空の伊丹行きの便に乗り 20.00に伊丹到着。夜10時に京都の自宅に戻る。
|
|
|